※2020年7月31日に全米公開を予定していた『モービウス』ですが、新型コロナウイルスの影響により、2022年1月に公開延期されることが決まりました。
ソニー・ピクチャーズ(SonyPictures)より、新作映画『モービウス』の予告編動画が公開されました。
ソニー・ピクチャーズ(SonyPictures)といえば、スパイダーマンのヴィランであるヴェノムの活躍を描いた映画が大ヒットしました。
そんなソニー・ピクチャーズ(SonyPictures)のシリーズとして次に公開されるのが、ジャレット・レト主演の『モービウス』。
まだまだ、日本ではキャラクターが浸透していないキャラクターということもあり、そもそもモービウスが敵なのか味方か分からない人も多いはず。
今回はモービウスが何者でどんなキャラクターなのか、そして予告編の数少ない情報から考察される重要ポイントをご説明します。
ちなみに予告編はこちら。
Contents
コロナウイルス による影響
2020年7月31日に全米公開を予定していた『モービウス』ですが、新型コロナウイルスの影響により、2022年1月に公開延期されることが決まりました。
『ブラックウィドウ』や『ワンダーウーマン1984』も新型コロナウイルス の影響で公開延期が決定しており、アメコミ映画が全体的に後ろ倒しになっていくことが予感されますね。
引き続き、新たな情報が入り次第情報を更新します。
モービウスとは
ソニー・ピクチャーズ(SonyPictures)が公開した映画『ヴェノム』では、ヴェノムはまるでヒーローのように描かれていました。
ではモービウスはどのように描かれるのでしょうか。
まずは原作のイラストをご覧ください。
うん、これは間違いなくヴィランですね・・・汗
確かに原作においてモービウスはヴィランとしても描かれていますが、もともとはノーベル賞を受賞するほど優秀な研究者で、自身の発症した奇病を直すために吸血コウモリの研究、後天的にヴァンパイアのような風貌となりました。
能力に目覚め、病の進行は一時的に止まりましたが、吸血衝動により、親友を殺害してしまったことで心に深い傷を負い、自殺を決意することも。
原作では、スパイダーマンの血を吸うことで自身の奇病が完治すると思い込み、スパイダーマンと対立します。
完全な悪ではなく、悲しい運命を背負ってしまったキャラクターなのです。
モービウスの能力
モービウスの能力は一般的な吸血鬼のイメージ通りの能力です。
怪力、俊敏性、回復力、爪と牙、吸血能力に加え、スパイダーマンのスパイダーセンスのような超感覚も備えています。
さらには相手を吸血することでヴァンパイアに変えてしまいます。
十字架や銀に弱いということもありません。
モービウスの弱点
直射日光で焼け死ぬということはありませんが、光に過敏なため、戦闘は暗いところの方が得意です。
また、吸血衝動を常に抱えているので、罪のない人への吸血衝動を我慢しなければありません。
今作ではアンチヒーローとして描かれることが濃厚ですので、後者の特性に特に悩まされるような気がしています。
モービウスを演じるのは過去にジョーカーを演じたあの人
本作でモービウス役を演じるのはオスカー俳優の「ジャレッド・レトー」。
実はDCコミックの『スーサイド・スクワッド』でジョーカー役を演じていました。
ジョーカーは、かなり印象の強いキャラクターですが、メイクが重厚で一見同一人物かどうか分からないのが幸いして、予告編を見る限り違和感はありません。
吸血鬼というダークなイメージが似ているので、彼の演技にぴったりの役なのではないでしょうか。
MCU(アベンジャーズ)との関係について
アメコミシリーズと言えば『アベンジャーズ』のイメージが強いですが、アベンジャーズとその他のマーベル作品には複雑な大人の事情があります。
マーベル・シネマティック・ユニバース、いわゆるMCUに登場するのが、『キャプテン・アメリカ』
実はスパイダーマンはソニー・ピクチャーズ(SonyPictures)が権利を所有していたために、長年アベンジャーズシリーズに参加できませんでした。
最近はトム・ホランド演じるスパイダーマンがMCU作品に登場するようになりましたが、スパイダーマンはMCUの一部であるため、ソニー・ピクチャーズ(SonyPictures)の自由にすることができません。
一方、スパイダーマンには魅力的なヴィランが多く登場します。
ソニー・ピクチャーズ(SonyPictures)の狙いとして自身の世界を舞台にしたソニー・ピクチャーズ・ユニバース・オブ・マーベル・キャラクター、SPUMCを構築しようとしており、実際、その施策として2018年公開の『ヴェノム』は大ヒットし、第二弾をやるほどにファンを獲得しています。
ソニー・ピクチャーズ(SonyPictures)の真の目的は分かりませんが、スパイダーマン以外のキャラクターを育ててMCUへの参戦させることも考えられるのではないでしょうか。
実際、上記の予告編にはマイケル・キートンという役者が登場します。
彼は実はスパイダーマンファーフロムホームに「ヴァルチャー」いうキャラクターとして登場しているのです。
風貌が研究者のような見た目で、同じキャラクターという確信を得ることはできませんが、スパイダーマンはMCU世界を描いた作品なので、両者が同一人物だとしたら、今後モービウスやヴェノムがアベンジャーズと合流することも考えられるのではないでしょうか。
モービウスは2021年1月に公開予定
モービウスは2022年1月28日全米公開予定。
日本での公開は未定ですが、2021年内には公開予定とのことです。
前作の『ヴェノム』が非常に面白かったことや、今後のMCU参戦の可能性を考えると絶対に見逃せない作品ですね。