マーベル・ユニバースの中でも一風変わったヒーローとされている「ムーンナイト」。
待望の実写化が決まり、今年の秋頃からマーベルスタジオで撮影が始まり、ディズニーの映像配信サービス「Disney+」にでドラマ配信予定です。
ムーンナイト、「月の騎士」、「月の夜」と二つの意味がかかっていてかっこいいですね。
今回は、今後MCUに参戦予定の謎に包まれた異色のマーベルヒーロー「ムーンナイト」を紹介します。
アイアンマン からスタートしたマーベル実写映画(MCU)シリーズについて、まだ詳しくない人は以下のページで予習しましょう。
「ムーンナイト」の概要
マーベル実写ドラマ(MCU)における「ムーンナイト」の情報はまだまだ少ないですが、このページでは原作コミックにおける設定にフォーカスを当ててご紹介していきます。
「ムーンナイト」は本名をマーク・スペクターと言います。
傭兵であったマークはエジプトでブッシュマンという雇い主に仕えていましたが、ブッシュマンは道中で偶然出会った考古学者チームの発見を横取りしようとし、そのチームの考古学者を1名殺害します。
これを知ったマークはブッシュマンを倒そうとしますが、逆に打ち負かされ、氷点下の砂漠で瀕死状態になります。
幸運にも古代エジプトの神を崇拝するエジプト人達に助けられたマークは、彼らの寺院へ連れて行かれ、そこで古代月の神コンシューによって特別なパワーを与えられました。
その後ブッシュマンを倒したマークはアメリカへ戻り、この世の犯罪を無くすため、大きなフードとマントに身を包んだヒーロー「ムーンナイト」として悪と戦うことを決めました。
「ムーンナイト」の生い立ち
アメリカで生まれたマーク、幼少期にシカゴの貧困エリアへ移り住んだ際に、ユダヤ教の指導者であった父親はひどい差別を受けます。
マークはユダヤ人差別に抵抗しない父親がどうしても理解できませんでした。
そんな中、家族同士仲の良かった友人パールマンが、実はナチスの脱走兵でユダヤ人を狙う連続殺人犯だという事実を知り、あまりのショックにマークは解離性同一性障害という一人の人間の中に複数の人格が存在する精神障害を発症してしまいます。
そして現在もマークの中には、ヒーローであるムーンナイト、タクシー運転手であるジェイク・ロックリー、そして大富豪のスティーブン・グラントの3つの人格が存在します。
またマークはブッシュマンの傭兵としてエジプトで任務する前に、ヘビー級ボクサーやアメリカ海兵隊員、CIAの傭兵など様々な職業を経験しています。
「ムーンナイト」の能力
幼少期に発症した解離性同一性障害に起因した能力として、「ムーンナイト」は他のヒーローには見られない特殊なパワーを持ちます。
その能力とは、複数の人格を生み出し状況に応じて様々な人格を使い分ける力です。
また月の神からパワーを与えられたため、月の満ち欠けに大きく影響を受け、満月の際には最大の力を発揮することができます。
さらに真っ暗闇の中でも物を見ることのできる優れた視力や素早く傷を癒すことのできる自己再生能力、影となって移動できる能力なども持ち合わせています。
「Disney+」ドラマでも、その見た目からも隠密行動に特化したアサシンのようなアクションをするのではないでしょうか
実写映画にどのように登場するか考察
現時点では映画への登場もアナウンスされておらず、ストーリーなどの情報はベールに包まれたままです。
王道ヒーローとは一線を画す精神不安定ヒーロー「ムーンナイト」を描く実写版は、これまでのマーベル作品とは一味違うユニークなものになることは間違いないでしょう。