2019年、Amazon Prime Videoで限定配信され話題となった『ザ・ボーイズ/THE BOYS』。
2020年にシーズン2の配信も決まっており、今後さらに盛り上がること間違いなしです。
実は『ザ・ボーイズ/THE BOYS』の原作コミックは#72まで続く長編アメコミでストーリーもしっかりしています。
今回はそんな『ザ・ボーイズ/THE BOYS』の原作コミックに焦点を当て、ドラマ版との違いやシーズン2以降の考察について触れていきます。
まだ『ザ・ボーイズ』シーズン1を観てない人は、是非ご覧ください。
Contents
『ザ・ボーイズ/The boys』原作コミック
『ザ・ボーイズ/THE BOYS 』はガース・エニス(Garth Ennis)著、ダリック・ロバートソン(Darick Robertson)作画によって執筆されたコミックです。
発行されたのは2006年で、あまりにも内容が過激すぎるとの理由で、続編の掲載がストップしています。
その後、別の出版社にて#72まで掲載され、2012年に完結しています。
途中までですが、原作コミックの日本語翻訳版もAamazonなどで購入可能です。
ザ・ボーイズ 1 (G-NOVELS) [ ガース・エニス ]
Amazon海外ドラマ『ザ・ボーイズ』と原作コミックの違い
以下ではAmazonドラマ『ザ・ボーイズ』と原作コミックの違いについて解説します。
原作コミックの『ザ・ボーイズ/THE BOYS 』は2006年の作品と少し古いこともあり、ドラマ版では原作のテーマを損なわず、時代に合わせて良い感じにリメイクされている印象です。
※本記事は確信的なことは伏せますが、『ザ・ボーイズ』シーズン1のネタバレを含みます。
シーズン1の感想はこちら↓↓↓
違い1:ザ・ボーイズも能力を使って戦う
決定的な違いは主人公である「ヒューイ」や「ブッチャー」、ザ・ボーイズのメンバーも超人的な能力を駆使して戦うことです。
原作ではコンパウンドVを注射することで、一時的に普通の人間であるであるザ・ボーイズ達も能力を発動させることができます。
ドラマ版では彼らは能力無しで闘いますが、原作コミックではヒーローと真っ向から肉弾戦もしばしば。
個人的にはドラマ版で彼らが能力を発動させないことは非常に良かったと思います。
能力を持たない主人公達が以下に超人ヒーローを攻略していくかが、ザ・ボーイズの見どころなので。
とはいえ、シーズン2以降ではコンパウンドVを注射したヒューイがヒーローと真っ向勝負する展開も考えられるのでは無いでしょうか。
ブッチャーが性に貪欲すぎる
ドラマ版のブッチャーはブッ飛んでいて、ワイルドで一途という印象でした。
一方、原作コミックのブッチャーも頭のネジがイカれてますが、性に対してもブッ飛んでいます。
1巻の冒頭からセックスシーンを披露しますし、自身が飼っている犬のテラーに公園で他の犬をレイプさせて楽しんだりします。
原作コミックではヒーローがクズなら、主人公側(ザ・ボーイズ)もしっかりクズとして描かれているようですが、ドラマ版ではある程度のモラルは持っているようです。
主人公ヒューイのビジュアル
ドラマ版では好青年のビジュアルですが、原作コミックでは坊主頭に髭をはやした気弱そうな青年です。
性格は大体同じですが、ビジュアルがあまりに違いすぎて、原作を読むと困惑する人もいるのでは無いでしょうか。
また、原作コミックの主人公のモデルはイギリスの俳優「サイモン・ペグ」で、年齢的に主人公を演じることはできませんでしたが、父親役として出演しています。
クイーンメイヴも結構クズ
ドラマ版では腐敗したヒーローチーム、セブンの唯一の良心だった「クイーン・メイヴ」ですが、原作コミックではそうでもありませんでした。
ミーティング中やオフィスでは常にタバコを吸っていますし、自室には常に性行為を楽しむための男を待機させています。
セブンに参加した直後、スターライトがセクハラにあい、トイレで泣いている時も「fu○k off」と一蹴します。
ちなみに、ドラマ版でスターライトにセクハラしたのはディープでしたが、原作コミックではホームランダー、Aトレイン、ブラック・ノワールの3人がかりでした。
ヒューイが最初に手にかけたのは少年ヒーロー
ドラマ版で、主人公ヒューイが最初に手にかけたヒーローはトランスルーセントしたが、実はトランスルーセントは原作コミックには登場しません。
また、原作コミックには少年ヒーローチームが登場し、コンパウンドVを使ったザ・ボーイズと真っ向から対決します。
ここでコンパウンドVの力を使いこなせていなかったヒューイは、力余って少年のヒーローを殺してしまいます。
転んだ状態からの咄嗟のパンチで腹を貫通する程の威力です。
シーズン2の展開を原作コミックから考察
2020年にシーズン2が配信される『ザ・ボーイズ/THE BOYS 』。
ドラマと原作ではストーリーは異なりますが、原作の設定をかなり引き継いでいるので、原作に今後の展開のヒントがあるはず。
以下では今後の展開を大胆予想してみました。
ドラマ予告編から見た『ザ・ボーイズ/THE BOYS 』シーズン2の考察はこちら↓↓↓
ザ・ボーイズの誰かが能力に目覚める
シーズン1で使用されることがなかったコンパウンドVによる一般人の超人化ですが、今後ストーリーが進むにつれて、能力を持たないザ・ボーイズ達も直接戦わなければならない時が来ると思われます。
もちろん、能力無しの主人公がヒーローを攻略するのがドラマの見どころなので、瞬間的に目覚めるだけだとは思いますが。。。
能力が発現するとしたら誰か楽しみですね。
第3勢力の活躍
シーズン2ではストームフロントというヒーローの登場が決定しています。
原作コミックではストームフロントは男性ですが、ドラマ版では女性です。
ストームフロントを演じるアヤ・キャッシュは「ストームフロント、セブンで爆発する核爆弾のようなものだと思う(直訳)」と語っており、セブンともザ・ボーイズとも異なる立ち位置であることが示唆されています。
ストームフロントは突然現れた謎のヒーローですが、その正体は実は・・・
シーズン2の第4話で明かされることになります。
ブラックノワールがストーリーの鍵を握る?
ドラマ版のシーズン1では一言も発することがなかったブラックノワール。
原作コミックではブラック・ノワールの正体が明かされます。
ドラマ版のシーズン2では活躍すると噂されているので、彼の謎のベールが明かされるのではないでしょうか。
ちなみにSNSでブラックノワールの役者さんがインタビューに答えてますが、原作コミックに於けるブラックノワールの正体は黒人ヒーローではありません。
もっと衝撃の事実が待っているので、ドラマを見ている人は楽しみにしていてください。
ヒーローの誰かがゾンビ化して襲ってくる?
原作ではコンパウンドVの作用として、死んだヒーローが脳が損傷した状態で復活するというものがあります。
脳が損傷していることもあり、その姿はまさにゾンビ。
原作ではヒューイがうっかり殺してしまった少年ヒーローがゾンビ化して襲ってくるというストーリーがあり、ファンの印象も強いです。
ですので、今後に死んだヒーローが襲ってくるという展開もあり得るのでは無いでしょうか。
とはいえ、トランスルーセントはバラバラに吹き飛んだので、彼の復活はなさそうですね。
まとめ
Amazon Prime Video『ザ・ボーイズ/The boys』と原作コミックのザ・ボーイズの違いを解説しました。
細かいところを挙げだすとキリがないですが、各キャラの性格やアンチヒーローというテーマ、デンジャラスさ、下品さはしっかり再現されている印象です。
シーズン2以降どのように表現されているか、展開が楽しみですね。
まだシーズン1を観ていない人は是非観てください!メチャメチャ面白いですよ!