皆さんはマーベルコミックにおけるムジョルニアという武器をご存知でしょうか?
MCU(マーベル実写映画)の初期から登場する、高潔な魂を持つ者しか持ち上げることができない武器(ハンマー)です。
ムジョルニアを持ち上げるという行為は軽々しく描かれることはなく、マーベル作品において特別な意味を持ちます。
MCUの作中で何度か他のキャラクターがムジョルニアを持ち上げる描写がありますが、ヒーローの高潔な心情を感じることができます。
実際、マーベルコミックにおいてムジョルニアを持ち上げれるキャラクターは数えるほどしかいません。
裏技でムジョルニアを持ち上げたヴィランもいますが、真の意味で持つことができるヒーローは少ないです。
今回はMCUやマーベル原作コミックでムジョルニアを持ち上げることができたヒーローをご紹介します。
※MCUのネタバレを含む可能性がありますので、ご注意ください。
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MCUでムジョルニアを持ち上げたヒーロー
2020年8月現在、MCU作品でムジョルニアを持ち上げたヒーローは3人います。
MCU10年の歴史の中で3人しかいないというのも、ムジョルニアを持つことがいかに特別であるか分かるかと思います。
ソー
「ソー」は2011年公開の映画『マイティ・ソー』において初登場しました。
この作品を見ればムジョルニアについて理解することができます。
その後もアベンジャーズのメンバーとしてMCU作品に何度も登場し、ムジョルニアを使って戦います。
ヴィジョン
ヴィジョンは2015年公開の映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で初登場するヒーロー。
元々はトニースタークが作り出した人工知能でしたが、マインドストーン搭載の人工生命体ボディに知能を移植し、ヒーローとして誕生しました。
誕生した当初、人間的な感情はなく、野心やエゴといった感情もなく純粋な存在で、ソーのムジョルニア(ハンマー)も難なく持ち上げることができました。
その後、同じマインドストーンの力で超人的な力を手にしていたスカーレットウィッチと恋仲になり、徐々に人間的な感情が芽生えはじめます。
スカーレットウィッチとヴィジョンが登場するDisney+(ディズニープラス)ドラマ『ワンダビジョン』の公開も控えており、今後のMCUでも活躍が予想れるヒーローです。
キャプテン・アメリカ
キャプテン・アメリカは2019年公開の映画『アベンジャーズ エンドゲーム』のラストシーンでムジョルニアを持ち上げました。
MCUファンなら一生心に残る名シーンですね!
ちなみに、映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』ではアベンジャーズのヒーロー達がムジョルニアを持ち上げるのに挑戦するシーンがあるのですが、ほんの少しだけムジョルニアが動くというシーンがあります。
初めからムジョルニアを持てたわけではなく、映画を通して持つにふさわしい存在へと成長したのです。
原作コミックでムジョルニアを持ち上げたヒーロー
MCUとは異なる世界線の話ですが、原作コミックでムジョルニアを持ち上げることができたヒーローが多数存在します。
もしかすると、今後のMCUに登場して、ムジョルニアを持ち上げてしまうなんてこともあるかも知れませんね!
ブラック・ウィドウ
マーベルコミックの中にソーが死んでしまうストーリーがあるのですが、その作品の中でムジョルニアを持ち上げます。
その際に、アスガルドの神の力が彼女に注ぎ込まれ、ソーのコスチュームに変身。
強大な力を手にします。
ちなみに、MCUの『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のヒーロー達がムジョルニアを持ち上げるチャレンジをしていましたが、ブラック・ウィドウはあえて参加しませんでした。
もしかすると、当時から彼女は持ち上げる資格があったのではないかとMCUファンの間では囁かれています。
ハルク
原作コミックにおいてハルクもムジョルニアを持ち上げています。
「The Indestructible Hulk #6」の表紙では力づくでいってる感満載ですが、どうやらムジョルニアに認められて持ち上げているようです。
MCUにおいて、映画『アベンジャーズ』においてハルクはムジョルニア を持ち上げることはできませんでした。
また、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でもバナー博士はムジョルニアを持ち上げることはできませんでした。
ジェーン・フォスター
女版ソーとしてマーベル原作コミックで活躍するジェーン・フォスター。
実は2011年公開の映画『マイティ・ソー』にナタリー・ポートマン演じる天文学者として登場しています。
MCUの『マイティ・ソー4』に再登場すると言われており、その時はほぼ間違いなく女版ソーとしてムジョルニアを振るうことは間違いないでしょう。
ベータ・レイ・ビル
かなり凶悪な見た目をしていますが、実はメチャメチャ高潔なキャラクターとして人気の高いキャラクターです。
ソーのポテンシャルとキャプテン・アメリカの誠実さを足した感じでしょうか?
マーベル公式のキャラクターのステータス表の評価も非常に高く、かなりの強キャラです。
原作コミックではソーの父オーディンに認められ、ムジョルニアどころかストームブレイカーまで与えられる高潔っぷりです。
ロキ
基本的にヴィランとして描かれるロキですが、最近のマーベルコミックではヒーロー側として描かれることもしばしば。
MCUでもなんだかんだソーを助けてくれたりする一面もあります。
Desney+(ディズニープラス)ドラマ『LOKI』の公開も予定されており、ヒーローとしても描かれる機会が増えそうです。
ドラマ『LOKI』の作中でムジョルニアが登場するかどうかは分かりませんが、もしかするとロキがムジョルニアで戦うなんてこともあり得るのではないでしょうか?
ちなみに、ロキが転生した少年「キッド・ロキ」というキャラクターもいます。
MCUにヤングアベンジャーズ が登場する可能性は高いと言われており、「キッド・ロキ」がムジョルニアで戦うなんてことも今後実現するかも知れません。
まとめ
今回はマーベルコミックにおいてムジョルニアを持ち上げることができたヒーローを紹介しました。
実はマーベルコミックの長い歴史の中で持ち上げられたキャラクターは他にもいます。
例えば、金属を操るヴィランが物理現象の一環でムジョルニアを操ったり、宇宙空間での戦いにおいて、無重力を利用してムジョルニアを振り回すなど、「持ち上げる」とは異なる方法でムジョルニアを使用したキャラクターもいます。
しかし、持ち上げた経緯がチートだったり、知名度が低かったりするので、今回は割愛します。
また、DCコミックスとのクロスオーバー作品で「スーパーマン」「ワンダーウーマン」という他雑誌の大御所もムジョルニアを持ち上げていたりします。