独自の特殊能力でマーベルの世界を混乱させるほどパワフルな力を持つスーパーヒロイン「スカーレットウィッチ」。
本名をワンダ・マキシモフと言い、MCUアベンジャーズに登場するヒーローの中で5本の指に入るほど戦闘力が高いと言われています。
最強のヒーロー集団アベンジャーズの一員として活躍する彼女ですが、自分の能力をコントロールできない一面や、精神的に不安定な一面があったりと、人間的な部分も持ち合わせているため、マーベルの中でも親しみやすいキャラクターとされています。
そんな「スカーレットウィッチ」ことワンダとパートナーであるアンドロイド「ヴィジョン」を主人公とするドラマ『ワンダヴィジョン』が、今後ディズニーの映像配信サービス「Disney+」にて配信予定です。
スカーレットウィッチやヴィジョンの関係や活躍を予習したい人は以下をご覧ください。
Contents
原作マーベルコミックに学ぶ「スカーレットウィッチ」
原作コミックとMCUではスカーレットウィッチのキャラクター設定は大きく異なります。
それぞれ、以下で解説していきます。
原作では最強ミュータント「マグニート」の娘
原作マーベルコミックにおいては、「スカーレットウィッチ」ことワンダ・マキシモフの父親は最強のミュータントでありX-MENの宿敵であるマグニートであり、その血を引き継いだワンダもミュータントとされています。
ただし母親のマグダは妊娠中にマグニートーから逃げ、ワンダゴア山にてワンダとその双子の兄ピエトロを出産したため、ワンダは当初その事実を知りませんでした。そしてワンダゴア山とは天才生物遺伝学者ハイ・エボリューショナリーの住む地であり、そこで彼によりワンダは特殊能力を与えられました。
MCUでは人体実験で特殊能力を手に
一方、マーベル実写映画(MCU)ではスコヴィアにて一般家庭に生まれたワンダとピエトロ。
彼らが10歳の時、家族で夜ご飯を楽しんでいる最中に迫撃砲が自宅アパートを直撃し、その衝撃で両親は亡くなってしまいます。アパートは崩れ、瓦礫の中に取り残された彼らの目の前に転がる不発弾に刻まれたスターク社という印字を目にしアイアンマンことトニー・スタークへ強い恨みを持ち、初めはアベンジャーズへも非常に強い敵対心を抱いていました。
また彼らが大人になる頃には、故郷スコヴィアは幾度となく外国から攻撃される戦乱の絶えない環境となっており、スコヴィアを拠点とする悪の秘密組織ヒドラからこの戦いを止めるためのパワーを習得できる実験があると誘われた2人は人体実験に参加します。そして数多くの過酷な実験を生き抜いた結果、特殊な能力を手に入れることになりました。
「スカーレットウィッチ」の能力
原作と実写映画では「スカーレットウィッチ」の生い立ちが異なるように、メインの能力についても設定が異なります。
ただし、原作コミックでのチート級の”強さ”はMCU版にもしっかり継承しています。
「現実改変」
原作では、現実世界を操作し新しい世界を創り出す特殊能力を持つとされています。
それはマーベル世界をも変えてしまう協力なもので、最も有名なところで言うと「ハウス・オブ・M」シリーズにて精神崩壊を起こしたスカーレットウィッチがこの能力を暴走させてしまい、マーベル世界を大混乱に陥らせる、というストーリーがあります。
「テレキネシス」
実写映画では、心の中で念じるだけで、対象物を動かしたり浮遊させたり、操作することが可能です。また分子や粒子をもコントロールすることができます。
「心理操作」
実写映画では、離れたところからでも人々の脳の神経細胞を発火することによって、彼らの精神を操作します。心理操作したい対象を思い浮かべ、また何らかの呪文を唱えるだけで、相手をコントロールすることができます。
Disney+ドラマ『ワンダ・ヴィジョン』での活躍を考察
具体的なストーリーについては未だ明らかにされていないものの、今回のドラマは昔ながらのシットコム(シチュエーションコメディ)形式で描かれると言われています。
また郊外で理想的な生活を送っていたワンダとヴィジョンが、目に入る全てのものに何らかの違和感を抱きはじめるところからストーリーは始まっていくとのことで、何ともミステリアスな要素たっぷりの内容となると予想されています。
MCUでは彼女の「現実改変」能力は発揮されていませんが、『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』で衝撃的な最後を遂げたヴィジョンが普通に生きていることを考慮すると、ヴィジョンはワンダの妄想によって作り出された存在であるという説も非常に有力です。
実際、同時期に公開されるファルコンとウィンターソルジャーの活躍を描いたドラマ『ファルコン&ウィンターソルジャー』は2名の名前の間に「&」とついているのに対し、『ワンダ・ヴィジョン』には「&」が無く、不自然です。
「スカーレットウィッチ」が活躍する過去作品
スカーレットウィッチことワンダが活躍する作品を以下にまとめました。
まだ観ていない人は是非ご覧ください。
アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン
アベンジャーズの2作目『アベンジャーズ2/エイジ・オブ・ウルトロン』。
スカーレット・ウィッチが初めて登場する作品となります。
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年公開)
ストーリーを起承転結で表すのであれば、この作品は転にあたる作品でアベジャーズの対立を描いた作品です。
この辺りから、スカーレットウィッチの強さが目立ち始めます。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年公開)
ドラマ『ワンダ・ヴィジョン』に大きく影響する作品です。
7作品目:アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年公開)
『アベンジャーズ4/エンドゲーム』の内容についてはここではあまり触れないでおきますね・・・
この後、どのようにディズニー+ドラマ『ワンダ・ヴィジョン』に続くのか、今から楽しみです。