マーベルコミックや実写映画(MCU)においてカリスマ的存在でありながら、ずる賢いヴィランとして知られる「ロキ」。
マーベル実写映画(MCU)屈指のヒーローで義兄のソーに対しては特別なライバル心を持ち、宿敵関係にあります。
自分の育った王国アスガルドを征服するという最大の目的を果たすべく、他のヴィラン達と共に戦い続ける「ロキ」ですが、最大の敵であり、兄であるソーへの愛情が垣間見えるシーンなども描かれています。
そんな複雑な背景を持つ「ロキ」ですが、来年以降ディズニーの映像配信サービス「Disney+」も配信予定で、今後注目を集める事間違いなし!
今回はそんなロキについて、原作コミック情報も交えながら解説していきます。
MCUやマーベル映画、アベンジャーズについてよく分からない人は以下の関連記事を参考にどうぞ!
Contents
マーベルコミックに学ぶ「ロキ」の生い立ち
ヨトゥンヘイムという巨人が住む王国で、王ローフェイの息子として誕生したロキですが、ローフェイは体の小さかったロキを恥ずかしく思い、赤子の頃に捨ててしまいます。
そんな中、神々が暮らすアスガルドを率いる王であり、後のスーパーヒーローとなるソーの父親でもあるオーディンによって拾われた「ロキ」は、義兄ソーと共に育てられます。
また、オーディンの妻フレイヤに魔術を教わっていたロキは、幼い頃から魔法に慣れ親しんでいました。
幼少期は仲良く過ごしていたロキとソーですが、オーディンやアスガルドの住人は、幼いながらに崇高な精神を持ち、何事もロキより優れているソーを可愛がったため、いつしかロキにはソーへの嫉妬心が芽生え始めました。
その後もソーに対する憎しみはエスカレートし、ロキはソーを倒しアスガルドで最強の神になることを決意、独自の能力である魔法のスキルをのばすことに努力しました。
MCU(アベンジャーズシリーズ)におけるロキ
MCUでロキを演じるのトム・ヒドルストン。
ロンドン生まれのイーストン校からケンブリッジ大学に進む超エリートコースを進んでおり、マーベル映画『マイティ・ソー』(2011)において主演ソーのオーディションを受ける中で、ロキ役として出演することが決定した。
今後、ドラマ版の「ロキ」を楽しむために絶対に抑えるべき作品を以下にまとめました。
映画『アベンジャーズ』で大ヒット
映画『アベンジャーズ』において、ロキはヴィランとして活躍し、映画は大ヒット。
MCUにおける「ロキ」の存在感を世界に知らしめました。
姑息な手段でアベンジャーズ達を苦しめましたが、最後はハルクによってボコボコにされましたね。
仲間になって共闘!『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
「ロキ」は『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』で仲間として共闘することになります。
アベンジャーズ に敗れた後、アスガルドに幽閉されていたロキ。ダークエルフという共通の敵の出現により、ソーの力を借りて脱獄。
母親の仇を打つべく、二人が立ち上がる姿は感動ものです。
『マイティ・ソー バトルロイヤル』
『マイティ・ソー バトルロイヤル』ではまたも「ロキ」が姑息にも裏切ることになりますが、最終的には共闘することに。
そして、衝撃のインフィニティ・ウォーに続きます。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
『アベンジャーズ3/インフィニティ・ウォー』の冒頭でロキは衝撃の最後を迎えます。
今まで何度も復活を繰り返してきたロキも本当の最後を迎えることになりました。
せっかく手に入れた兄弟の絆を失ったソーが不憫でなりません。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』
再登場と言っても理由があります・・・。 それは本編を見てのお楽しみ。
上記で紹介した映画はU-NEXTを活用すれば、全て無料で視聴することができます。
以下で方法を紹介しているので、是非参考にしてみてください。
「ロキ」の能力
他のアスガルド人と同じように、ロキは超人的な強さを持ち、いかなる病にも打ち勝つ免疫を備え、またある程度の傷であれば影響を受けない抵抗力を持ちます。
これらの基礎能力に加え、魔術を巧みに操るロキには以下の特殊能力があります。
「変身能力」
自由自在に蛇や鷲、ねずみや蜂などの生き物に変身することができます。
また見た目だけではなく、それぞれの生き物に備わる先天的な能力も受け継ぐことができます。また自らが変身するだけでなく、物体を他の物や形に変える力もあり、例えば、雲をドラゴンに変えてしまうなど、無生物へ生命を与えることも可能です。
「超感覚的知覚能力」
テレパシーやサイコキネシスなどと同質で、超能力の一種とされている超感覚的知覚能力を持ちます。この超能力により、ロキは距離に関係なく自分の思考を他人に投影することができ、遠距離にいる人物の行動にさえ影響を与えます。
「驚異の回復力」
ロキは魔法を使い、他のアスガルド人なら死に至るような傷にも耐えうることができます。具体的には、たとえ頭を切り落とされたとしても生き続けることができ、魔法で自分の頭と体を再度つなぎ合わせ元通りの状態に戻すことができます。
「Disney+」MCUドラマにおける考察
今回「Disney+」で配信予定の「ロキ」の舞台は、「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019)以降の設定です。
前作から考察すると、異次元への扉であるワームホールを作り出し、あらゆる場所に瞬時に移動できる能力を手にしたロキは時間の流れを超えて人間世界を飛び回り、歴史的事件に影響を与えていくストーリーとなっているようです。
ソーとの対立が始まって以降、常にロキの心の中に潜んでいる自分自身のアイデンティティとの葛藤にも焦点があてられるようで、知的で頭の切れるいたずら好きのトラブルメーカーが、実は非常に傷つきやすくもろい、という彼の真の姿にもスポットライトが当てられる点で、ロキの新たな出発点と言えるドラマになると予想されています。