アベンジャーズを筆頭に大ヒットを連発しているアメコミ映画。
大ヒットの火付け役は2008年に公開された映画『アイアンマン』と言われています。
この『アイアンマン』こそが映画『アベンジャーズ』の原点になった作品なのです。
今回は『アイアンマン』に着目し、アイアンマン映画が公開された順番を過去9作品のオススメポイントと共にご紹介していきます。
また、アイアンマンの歴史と言っても過言では無い、映画『アベンジャーズ』を見る順番は以下の記事で予習して下しさい。
Contents
- 1 アイアンマンの魅力
- 2 アイアンマンの正体は大富豪で発明家のトニー・スターク
- 3 1. シリーズ1作目:映画『アイアンマン』(2008)
- 4 2. ガジェット感がパワーアップ:『アイアンマン2』
- 5 3. ヒーローが集結『アベンジャーズ』(2012)
- 6 4. 大量のアイアンスーツが集結『アイアンマン3』(2013)
- 7 5. アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年)
- 8 6. シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年)
- 9 7. スパイダーマン/ホームカミング(2017)
- 10 8. アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018)
- 11 9. アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年)
- 12 フェーズ4以降のアイアンマン
アイアンマンの魅力
アイアンマンの魅力は男心を刺激するガジェット感です。
従来の超人的なパワーで戦う脳筋ヒーローではなく、テクノロジーを駆使してスマートに戦うのも魅力ですね。
また、テクノロジーで戦う反面、メカのパワーで押し切るパワープレイに出るところも非常にかっこいいです。
スーパーパワーを持たない主人公が天才的な発明と圧倒的な財力で次々とアイアンスーツを作成していくところは観ていて気持ちがいいです。
アイアンマンの正体は大富豪で発明家のトニー・スターク
トニースタークは巨大軍需企業「スタークインダストリーズ」を父親から受け継いでおり、MITを首席で卒業する天才。
両親が他界したことをきっかけに莫大な資産と経営権を引継ぎ、世界一の武器商人となった。
総資産はなんと700億ドル(約8兆円)の大富豪です。
ナルシストな性格であるが、追い込まれるとメンタルが弱く、衝動に駆られて行動する一面もあります。
傲慢ナルシストな武器商人とイメージがあまり良く無いトニーですが、2008年の映画『アイアンマン』で彼はスーパーヒーローとして歩み始めることになります。
ちなみに、トニー・スタークはハリウッド俳優「ロバート・ダウニーJr」が演じています。
1. シリーズ1作目:映画『アイアンマン』(2008)
アイアンマンを知る上で必ず観て欲しい映画は2008年公開の『アイアンマン』です。
アベンジャーズシリーズが(MCU)がスタートするきっかけの作品で、劇中に登場するアイアンスーツには男子の夢が詰まっています。ガジェット好きな人にはたまらない作品ですね。
本作においてトニー・スタークはある事件に巻き込まれ、「スタークインダストリーズ」の武器が多くの人の命を殺めていることを身をもって体感します。
そして、世界平和のために兵器を無闇に売り捌かないことを誓い、さらに自身で世界を守るためのスーツを開発して自らがヒーローとして戦うことを決意します。
試行錯誤したながらアイアンスーツが作られていくシーンは本当にワクワクします。
2. ガジェット感がパワーアップ:『アイアンマン2』
MCUの3作品目、アイアンマンの登場作品だと2作品目にあたる映画で公開は『アイアンマン』の公開から2年後の2010年。
今作から「アベンジャーズ」を匂わせる描写が増えてきました。
トニー・スタークが自身がアイアンマンであると表明したことで、軍はアイアンスーツを政府の管理下に置くことを要請。
一方、悪の手にスーツが渡る可能性を恐れたトニーはその要請を拒否するのであった。
持ち運びが便利になったアイアンスーツ
アイアンマン2の見どころはパワーアップしたアイアンスーツでしょうか。
この作品以降もどんどんパワーアップしていきますが、アイアンマン1と比較して多くの機能が追加されています。
特に冒頭でトランクケース型のスーツが変形してアイアンスーツになるシーンは映像もカッコよく必見です。
ウォーマシンの登場
アイアンスーツの開示を拒否したトニーですが、トニーの失態もありアイアンマンマークⅡを持ち出されてしまう。
平和のために活用されると思いきやアイアンマンマークⅡはウォーマシンとして改造され、コントロールをテロリストに奪われることに。
今作ではヴィランに乗っ取られるウォーマシンですが、映画の後半や今後の映画で大活躍することになります。
個人的にはアイアンマンと同じくらいカッコイイスーツです。
完全に余談ですが、アメイジングヤマグチというフィギュアメーカーから発売されたフィギュアがカッコよすぎます。
レビュー記事はこちら↓↓↓
3. ヒーローが集結『アベンジャーズ』(2012)
アイアンマンを筆頭にヒーロー達が集結する作品です。
今作はアイアンマンの単体作品ではありませんが、比較的アイアンマン中心にストーリーが展開します。
アイアンマン以外にも超人的なパワーを持ったヒーローが登場する中で、アイアンスーツは遜色なく活躍するため、改めてトニーの技術力の高さを知ることになります。
今まで単体で闘うことが多かったトニーが他のヒーローとぶつかりながらも共闘するシーンも必見です。
個人的には生身でビルから飛び降りたのち、遠隔で呼び寄せたアイアンスーツを空中で着用するシーンがカッコ良かったです。
4. 大量のアイアンスーツが集結『アイアンマン3』(2013)
映画『アベンジャーズ』でのニューヨーク決戦を経験したトニーは、怯えるようにアイアンスーツを製作するようになりました。
今までのアイアンマンは地球を舞台にしたストーリーでしたが、アベンジャーズを機に宇宙の敵と遭遇。自身が開発するアイアンマンの性能では宇宙での驚異に対抗できないことを感じ、アイアンスーツの強化に没頭したり、スーツを常に着ていようとするなど、スーツに依存するようになってしまったのです。
たくさんのアイアンスーツが勢揃い
何と本作でアイアンスーツはマーク8〜マーク42まで登場します。
それぞれ、特別な能力を有しており、潜入任務用や超高温に耐えられるモデル、人命救助用などその特性は様々。
ラストのシーンで各スーツが勢揃いするところは必見です。
スーツの新機能、分離&遠隔操作
今作からアイアンスーツはパーツごとに分離し、それぞれを個別に遠隔操作することが可能になりました。
トニーが生身で捕まったとしても、アイアンスーツの方から飛んできて助けてくれるという優れもの。
このスーツを遠隔操作するアクションがSF感たっぷりで、アイアンマンのアクションがパワーアップしました。
フェーズ4への伏線が多い
アイアンマン3でキリアンが経営する企業をA.I.Mと言いますが、この組織名はマーベル原作コミックでは非常に有名な名前です。
A.I.Mは悪の化学組織であり、非常に強力な兵器やヴィランを数多く生み出しています。
その中でも特に有名なのがモードック。今後のMCUにも登場すると言われており、非常に特徴的なキャラクターです。
また、『アイアンマン』(2008)でトニーを誘拐した武装組織「テン・リングス」という組織が再登場。
こちらも2021年公開予定の映画『シャンチー』の映画の原題が『シャンチー・アンド・ザレジェンド・オブ・テン・リングス』と言われており、間違いなく今後のMCUに影響すると言われています。
5. アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年)
アベンジャーズの2作目『アベンジャーズ2/エイジ・オブ・ウルトロン』。
今作のヴィランであるウルトロンは、トニーが宇宙の勢力に対する過剰な恐怖から強力な戦闘力を持った人工知能を開発しようとして生み出されました。
また、新たな勢力として、今後のアベンジャーズシリーズで活躍するスカーレットウィッチやその兄弟のクイックシルバーも登場します。
マーク44「ハルクバスター」の登場
今作ではアイアンマンの中でも最も巨大でパワフルなアイアンマンマーク44、通称「ハルクバスター」が登場します。
その他にもマーク43とマーク45が登場します
メカメカしさやパワフルさが非常に魅力的で男の子の巨大ロボへの憧れを大人が本気で再現したような風貌です。
このハルクバスターのアクションシーンを見れただけでこの映画を見て良かったと思えました。
ハルクバスターのフィギュアも非常に良く出来ているので、お金がある人はインテリアに是非!笑
スタークの助手JARVISの活躍
アイアンマンシリーズの初期よりトニーの助手として活躍していた人工知能のJARVISが本作で思わぬ形で大活躍します。
人工知能であるウルトロンが悪に目覚め暴走する一方、JARVISはどうなってしまうのか。
結果は本編で確かめてください。
6. シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年)
キャプテンアメリカの3作目ですが、上記の映画ポスターをご覧ください。
画面の半分はアイアンマンこと、トニー・スタークです。
ストーリーの大部分でアイアンマンが活躍します。
本作はヒーロー同士の争いを描いたもので、アイアンマンVSキャプテンアメリカなど、夢のバトルが見れる作品です。
内容はシリアスな反面MCUらしい明るさはしっかり残っているので気楽に見れる作品です。
本作にはアイアンマン マーク46が登場しますが、飛躍的な性能強化は見られず、ヒーロー同士の人間模様が重点的に描か
ています。
7. スパイダーマン/ホームカミング(2017)
スパイダーマンの単体作品にも関わらず、アイアンマンもしっかり活躍する作品となっています。
スパイダーマンを弟子のように想う反面、未熟であるピーターをしっかり指導する親のような一面を見せるようになります。
初期の傲慢だった頃に比べるとトニーも人として成長しています。
真っ二つに引き裂かれた船を何とかするシーン
ヴィランの手によって真っ二つに引き裂かれた大型船。
スパイダーマンの力ではどうすることもできず、多くの乗客を乗せたまま沈んでしまう。
この船をアイアンマンが現れて「何とか」するのですが、そのシーンが相変わらずぶっ飛んでいたカッコいい。
本作で一番アイアンマンがかっこいいシーンだと思います。
スパイダーマンに引き継がれる意思
MCUのスパイダーマンは今までのスパイダーマンのイメージと少し異なります。
従来のスパイダーマンシリーズは自身の戦闘力のみで闘いますが、MCU版は結構テクノロジーの力を駆使します。
今までのスパイダーマンのイメージが強い人には、違和感があるかもしれませんが、MCU版のスパイダーマンがトニーのテクノロジーを駆使して闘うことになります。
ちなみにスパイダーマンは過去に3シリーズが公開されています。
8. アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018)
今作からアイアンマンのスーツは大きく性能が変わります。
ブラックパンサーのスーツの技術を取り入れたのか、ナノテクノロジーを駆使するようになりました。
全体的に曲線的なフォルムになっており、今までのゴツゴツ感がなくなってスタイリッシュになっています。
ボディーが破損しても他のパーツからナノレベルで素材を供給して修復することが可能になり非常に便利になったものの、
個人的にはアイアンマン特有のガジェット感が損なわれたようで少し残念。
今作で登場するアイアンマン マーク50は背中からはブースター、腕からはキャノン砲やハンマーなどが変幻自在に飛び出します。
アイアンスパイダー登場
スパイダーマン用に作られたスーツが登場します。
すでに超人的な能力を持っているにも関わらず、スーツを着れるなんてズルい!
背中からメカメカしい手足が飛び出したり、宇宙空間で活動できたりと高性能なスーツです。
9. アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年)
アベンジャーズシリーズの最高傑作にして完結編。
残念ながら、トニー・スタークとアイアンマンのストーリーも本作で完結してしまいます。
本作で登場するアイアンマン マーク85は原作を意識したデザインで肩から腕にかけて、太ももから足にかけてが金色の塗装となっています。
本作のラストシーンはアイアンマンの集大成です。
アイアンマンのことを少しでもカッコイイと思った人には是非見て欲しい作品です。
フェーズ4以降のアイアンマン
一旦、トニースタークとアイアンマンのストーリーは『アベンジャーズ/エンドゲーム』で完結しましたが、彼の意思やテクノロジーは間違いなく今後のMCUに継承されていくでしょう。
実際、エンドゲーム後に公開された映画『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』は彼のテクノロジーを引き金にストーリーが進みます。
すでにスパイダーマンはトニーの意思を受け継いでいますし、原作コミックには「アイアンハート」というアイアンマンの意思を注ぐ女性ヒーローがいます。
エンドゲームでトニーに娘が生まれていたので、彼女がアイアンマンを継ぐという噂も囁かれています。