週刊少年ジャンプ漫画『レッドフード』の魅力について解説

個人的に大好きで毎週欠かさず読んでいる週刊少年ジャンプ。
20年くらい欠かさずに毎週読んでいるので、ヒット作を察知する嗅覚には自信があります。

久しぶりにビビッとくる作品を見つけた(呪術廻戦以来)ので、今回はしっかりレビューしていきたいと思います!!

 

そのおすすめ作品とは、2021年 7/12発売の「週刊少年ジャンプ 30号」からスタートした漫画『レッドフード』!!!

公式PVはこちら↓↓↓


まだ連載8ですが、大ヒットする作品に感じる「何か」を感じたので、レッドフードの魅力や設定について解説していきます。

少年ジャンプ連載「レッドフード」とは?

レッドフードは2021年 7/12発売の「週刊少年ジャンプ 30号」から連載がスタートしました。
第14回金未来杯で優勝した話題作が週刊連載作品です。

2021年8月現在、連載8話まで進んでおり、大ヒットを予感させる魅力をギラギラ放っています。

「レッドフード」のストーリー

舞台は童話おとぎ話に登場する生き物が存在するファンタジー世界。
小さな小さな村「カソカ村」では人間に扮した人狼が村人が夜な夜な人を襲う被害が多発、事態を重くみた村長は財産を投げ売って、怪物退治を生業とする狩人組合に協力を要請。

人狼を親に殺された少年「ベロー」と狩人組合から派遣された狩人「グリム」。
命がけの死闘の先に勝つのは、人か怪物か・・・。 二人の人VS人狼の戦いが今、幕を開ける。

 

「レッドフード」はジャンプ+で試し読みできるので是非!!!

「レッドフード」の魅力

2021年8月現在、連載8話時点における「レッドフード」の魅力を解説します。

ハンター×ハンターを想起させる世界観

テーマが狩人(ハンター)ということもあり「レッドフード」の世界観は『ハンター×ハンター』に似ています

『ハンター×ハンター』はジャンプを代表する人気作品で15年以上前から休載を繰り返しているにも関わらず、少年漫画界で不動の人気を誇る大人気漫画です。

「レッドフード」はおとぎ話をモチーフにしているため、童話に登場する怪物(魔女、人狼、ドラゴンなど)が登場します。
この自由な世界観は王道ファンタジーには欠かせないもので、魅力的な設定のキャラを柔軟に登場させられます。

「レッドフード」の主人公ベローの年齢や成長可能性『ハンター×ハンター』の主人公のゴン
冷静な分析力、村を追われる設定クラピカを思い出させます

 

ちなみに狩人試験という難関試験が「レッドフード」にも登場します。
ジャンプ編集部も明らかにハンターハンターを意識していますね笑

想像が膨らむ伏線

「レッドフード」には連載初期時点から数多くの伏線が張り巡らされており、連載開始時点から長期連載してやるぞという意気込みを感じますね笑
その伏線配置っぷりは『約束のネバーランド』を思い出させます。

実際、この作品の中で「運命(シナリオ)」という言葉が登場しており、1話の出来事から全て何者かの描いたシナリオの中で進んでいることが暗示されています。

おとぎ話の世界観を表現する画力

「レッドフード」の作者「川口勇貴」先生の画風はやや独特で、線が粗く、影を強調させる画風は昨今の大ヒット漫画、『僕のヒーローアカデミア』『呪術廻戦』に近いものを感じます。

上記作品や『鬼滅の刃』などは最近大ヒットしていますが、いずれも線が荒く、ダークな世界観を上手に表現しています。
一方、線が綺麗な画風は躍動感のあるアクションが苦手なのか、少年ジャンプではメガヒットを生みにくいようです。

 

グリム童話がストーリーのカギ

『レッドフード』のタイトルの由来は間違いなく、「赤ずきん」です。
主人公と共に行動する「グリム」は赤いフードをかぶっており、明らかに赤ずきんをモチーフとしています。

主人公ではなく、準主人公(ヒロイン?)のグリムがタイトルの由来になっているのところも本作品の重要な考察ポイントではないでしょうか?

グリム童話など。西洋の童話に『レッドフード』考察のカギが隠されていること間違いなし!
そういう歴史設定を重んじる作品ほど、設定が濃くなって面白くなる!!

今後考察を続けるなら、グリム童話など西洋史の勉強しなきゃなぁ・・・汗

 

まとめ

今回は2021年 7/12発売の「週刊少年ジャンプ 30号」から連載がスタートした少年漫画『レッドフード』の魅力を簡単に紹介しました。

ジャンプ漫画はアンケート至上主義のため、あっさり打ち切りなんてこともあるかもしれません。
ただ、個人的にかなり魅力を感じた作品だったので思わず魅力について語ってしまいました。

今後、作品の盛り上がりと共にこのサイトでも考察していきます。


完訳 グリム童話集 1 (岩波文庫)

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