【ネタバレあり】「ホワット・イフ…?」第4話 解説・考察

Disney+オリジナルアニメ、「ホワット・イフ…?(WHAT IF…?)」も気付けばもう第4話ですね。

ホワット・イフ第4話ではドクター・ストレンジにフォーカスが当たった”もしも”の世界が描かれていました。
今回はMCU初のキャラクター登場や結末などこれまでとは違った雰囲気でした。

この記事ではあらすじの紹介やMCU映画シリーズのオマージュなどを解説・考察します。

ここから下は本編ネタバレを含むので注意です。

「ホワット・イフ…?(WHAT IF…?)」第4話のあらすじ

第4話の”もしも”の世界のドクター・ストレンジは、自分の両手ではなく恋人のクリスティーンを失います

ストレンジの車でパーティ会場に向かっている時に事故に遭い、クリスティーンのみが命を失ってしまいます。

失意のスティーブン・ストレンジはエンシェント・ワンを求めカマー・タージを目指し、MCUの正史通り至高の魔術師(ソーサラー・スプリーム)に成長しドルマムウの脅威から地球を守ります

クリスティーンの死から2年が経過しましたが、忘れられないストレンジはタイムストーンを使って過去のクリスティーンを救おうとしますが、なぜか必ず彼女だけが命を落とし救うことができません。

そこに現れたエンシェントワン曰く、クリスティーンの死はその時間軸での絶対点であり、矛盾が生じてしまうため覆すことができないとのこと。

事実を受け入れられないストレンジはエンシェント・ワンの静止を振り切り、カリオストロの時間を操る魔術を学びますが、最終的に絶対点を覆したスティーブンは世界を破滅させた上にクリスティーンも救えず、バッドエンドとなるのでした。

カマータージ? エンシェントワン? ドクター・ストレンジの設定を復習

ホワット・イフ 第4話では映画ドクター・ストレンジに出てきた単語が多く出てきましたのでおさらいしておきましょう。

カマータージとは? どこにある?

カマータージは失意のスティーブン・ストレンジが訪れた、カトマンズにある修行場です。ストレンジはここで魔術を学び、強大な力を持つ至高の魔術師「ソーサラー・スプリーム」となりました。

魔術の師 エンシェント・ワンとは何者か?

エンシェント・ワンはソーサラー・スプリームであり、カマータージの主です。暗黒次元(ダーク・ディメンション)から強力な力を得る魔術を使用でき、そのお陰で700才を超える年齢まで生きることができていました。

映画では暗黒次元の存在を知り暴走したかつての弟子「カエシリウス」によって倒され、命を落としました。

時間を操るタイムストーン

ストレンジが首から下げているネックレス「アガモットの目」の中には緑色の石「タイムストーン」が入っています。

これは全部で6つあるインフィニティ・ストーンのうちの一つで、その名の通り時間を操る力を持っています。

悪の魔術に手を染めたドクター・ストレンジ

Disney+ オリジナルアニメ「ホワット・イフ…?」

エンシェント・ワンの制止に耳を貸さず、抵抗して悪の道に手を染めたドクター・ストレンジ。悪そうなマントも別次元からきた謎の虫から奪い取っていました。

エンシェント・ワンの暗黒次元の魔術により、善のストレンジ(クリスティーンを生き返らせようとしなかった)と悪のストレンジ(タイムストーンを使ってクリスティーンを生き返らせようとした)の2人が同一の時間軸に存在することになりました。

絶対点を覆す強大な力を手にするため、別次元から魔物を呼び出し次々の自分の体に吸収する悪のストレンジ。

ドラゴンなどファンタジーに出てきそうな怪物達を吸収していましたが、最後に吸収したのはホワット・イフ第1話でキャプテン・カーターと戦ったあの触手の怪物でした。結局あいつは何者なんだ…

悪のストレンジは善のストレンジを吸収し真の力を取り戻そうとしていましたが、なんだかドラゴンボールの魔人ブウみたいですね。彼も善と悪に分裂して敗北した善のブウは悪のブウに吸収されていました。

時間を操る魔術師 カリオストロ

カリオストロの名はMCU映画ドクター・ストレンジの中ではほぼ語られていませんでしたね。

ホワット・イフ第4話でも詳細は明かされませんでしたね。ちなみに、現実の世界でのカリオストロは1700年代に実在した詐欺師だそうです。

カリオストロは大量の書物を神殿のような倉庫に溜め込んでいました。

そこにいたのはオッドアイ(右目が青、左目が赤)を持つ司書「オー・ベン」。彼はMCU初登場キャラですが、深い知識をもった賢人のような雰囲気でしたね。

拡張された魔術の世界

Disney+ オリジナルアニメ「ホワット・イフ…?」

Disney+公式「https://disneyplusoriginals.disney.com/show/what-if」より引用

ホワット・イフ第4話ではストレンジやエンシェント・ワンが映画で使っていた魔術以外も描かれていました

タイムストーンでストレンジ自身が過去にタイムスリップしたり、ダークディメンションから力を得たエンシェント・ワンの魔術で複数のストレンジに同一時間軸を歩ませたり、死んだはずのエンシェント・ワンがアストラル体でストレンジの前に現れたり…

また、悪のストレンジが使用していた魔術はMCU映画のストレンジが扱っていた魔術とは異なっていて強大な印象を持ちました。

時間に関する魔術を多用していましたし、今後続いていくMCUフェーズ4でもマルチバースと強い関わりがあることが予想されます。

絶対点とは何か?

時間軸に関する新たな用語「絶対点」が第4話では語られました。

エンシェント・ワン曰く、絶対点とはその時間軸で覆すことの出来ない事象のこと。

第4話のもしもの世界では、ストレンジがソーサラー・スプリームとなる原因となったクリスティーンの死が絶対点でした。

クリスティーンが生き返るとストレンジが魔術師にならなくなって矛盾してしまう、なのでクリスティーンの死が絶対点だったわけです。

悪のストレンジにより絶対点を覆した結果、ストレンジ以外の存在は消え、世界は崩壊してしまいました

ドクター・ストレンジに干渉するウォッチャー

マーベル原作コミックに学ぶウォッチャー(ウアトゥ)

ストレンジが時間を操る魔術を習得しようとしている際、彼はウォッチャーの気配に気づいた様子でした。

その後ウォッチャーの存在を神に近い存在であると書物から学んでいたストレンジは、世界が崩壊した時にウォッチャーに助けを求めていましたね。

このシーンで初めて、ウォッチャーは時間軸の中の存在と会話することに。
ウォッチャーは神ではないし干渉もできない。」そう一喝して後悔するストレンジを観察するのみでした。

まとめ

今回はなんとも悲しい話でしたね・・・
ホワットイフはアメコミ映画は子供向けというイメージを払拭してくれますが、今回は特に大人向けでした。

余談ですが、海外ファンはメフィストの伏線考察が大好きです。
(最近はなんでもメフィストのせいにして、ネタ化しつつあります笑)

以前よりストレンジ=メフィストなんじゃないかと言われており、今回の結末やストレンジのビジュアル、強大な力から、
本当にそうなのではないかと感じてしまいました。

このストレンジのストーリーは悲しすぎて完結していない気がします。
今後のMCUに今回のストレンジがメフィストと化して登場することも十分考えられるのではないでしょうか・・・

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