皆さんは『仮面ライダーBLACK(ブラック)』をご存知ですか?
漆黒のボディに真っ赤な目、そして輝くベルトのキングストーン。その洗練されたデザインは歴代ライダーの中でも1、2を争うカッコよさではないでしょうか。
『仮面ライダーBLACK』は、テレビシリーズ10作目にして原作者石ノ森章太郎の『仮面ライダー』への原点回帰がコンセプトとなっています。
過酷な運命を背負った主人公の苦悩と希望が軸となったストーリーに、当時の最新技術を駆使した演出が加わり、今見ても十分楽しめる作品です。
今回は、昭和を締めくくるライダー、仮面ライダーBLACKについて解説します!
他の仮面ライダーの解説ブログを読みたい人は仮面ライダー図鑑をご覧下さい。
Contents
仮面ライダーBLACKのプロフィール
『仮面ライダーBLACK』は、暗黒結社ゴルゴムに捕まり生体改造を受けた19歳の大学生、南光太郎が変身した姿。
ゴルゴムの狙いは首領「創世王」の後継者を作る事であり光太郎は「世紀王ブラックサン」となるはずでした。
しかし、なんとか脳改造を受ける寸前に脱出した光太郎は、共に捕まった親友の秋月信彦を救出しゴルゴムを滅ぼすため、仮面ライダーBLACKを名乗り孤独な戦いに身を投じることになります。
設定も初代ライダーに寄せているようですね!
仮面ライダーBLACKの能力
BLACKの超人的なエネルギーの源は太陽です。ベルトに埋め込まれたキングストーンに蓄積された太陽エネルギーを放出することで「キングストーンフラッシュ」や「バイタルチャージ」といった技を使うことができます。
それまでのライダーたちのように特色のある能力や技を持ち合わせているわけではなく、必殺技もシンプルな「ライダーキック」や「ライダーパンチ」といったものになっています。「原点回帰」という作品のコンセプトがここにも見受けられます。
BLACKの愛車はバイク生命体「バトルホッパー」。生命体というだけあって意思を持ち、自走が可能で、さらには故障しても自己修復だって出来てしまうスゴイ奴です。この他、より戦闘に特化した「ロードセクター」というバイクも登場します。
仮面ライダーBLACKの魅力
渋いキャラクターデザインやダークな演出もさることながら、仮面ライダーBLACKの魅力は何といってもその悲哀に満ちた物語にあるのではないでしょうか。
光太郎と共にゴルゴムに捕まった親友の信彦ですが、彼も改造手術を施されBLACKと対になる世紀王「シャドームーン」となり、BLACKと宿命的な激闘を繰り広げることになります。
特にシリーズ終盤は敵となった親友を倒さなければならない光太郎の苦悩が描かれ、単純なヒーロー物とは一味違った、仮面ライダー本来の魅力が味わえます。
仮面ライダーBLACKの登場作品
仮面ライダーBLACKは自身のTVシリーズ以外にも多くの作品に登場しています。
『仮面ライダーディケイド』では「BLACKの世界」のライダーとして、ディケイドやBLACK RXと共闘。TVシリーズで南光太郎を演じた倉田てつをさんのキレのある「変身」が見られます。
その他近年の劇場作品でも、
などなど、平成のライダーたちに負けず大活躍しています。特に、『仮面ライダー3号』では、悪の組織に味方する主人公を正義へと導く熱い先輩ライダーとしてのBLACKを見ることができます。
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まとめ
今回は『仮面ライダーBLACK(ブラック)』についてご紹介しました。
昭和のライダーが平成の最新映画にも登場するなんて、東映も粋なことをやりますね。
このブログでは昭和/平成/令和のライダー随時紹介していきます。
詳細は仮面ライダー図鑑をご覧下さい。