皆さんはAmazonオリジナルドラマ『ザ・ボーイズ/The boys』をご存知ですか?
このドラマですが、復讐や汚職、ヒーローの腐敗をテーマにしており、非常にグロい!
「内容が暗くて観るのしんどそう・・」と思う人もいると思います。でも、そんなことありません!
この作品ですが、コメディ要素も多く、大人が普通に笑える要素が盛り込まれており、内容も深いです。
残念ながら2020年現在、『ザ・ボーイズ』は、Amazonプライムビデオでしか観ることができません。
幸いなことに、Amazonプライムビデオは月額たった500円と比較的安い動画サービスですし、『ザ・ボーイズ』を観るためにちょこっとだけ入会するのはいかがでしょうか。
Contents
Amazonドラマ『ザ・ボーイズ/The boys』のあらすじ
特別な能力を持ったスーパーヒーロー達が民間企業「ヴォート社」に所属し、犯罪や災害に立ち向かう世界。
彼らはヒーロー活動だけでなくタレントとしても活躍し、「ヴォート社」大企業として成り上がり、ヒーロー達は地位と名声を手に入れていました。
しかし、その裏では恐ろしい程の汚職が繰り広げられており、ヒーロー達はテレビの前ではスターですが、影ではとんでもないクズで、汚職や殺人も何ら心を痛めずに行う邪悪な非道集団と化していました。
そんなヒーロー?達のあまりにも勝手な行動で恋人や家族を奪われた一般人である主人公達ボーイズが、ヒーローの腐敗を暴きながら復讐していくというストーリーです。
人間味溢れる登場人
ストーリーや伏線の貼り方はさすが海外ドラマと言ったところで、話が進むほどに面白くなります。
特に登場人物一人一人の心情が深く描かれており、復讐を望む一般人と汚職をやめられないヒーローのどちらにも感情移入できてしまう程に作り込まれています。
あらすじを読むとヒーローが明らかに悪として描かれていますが、ドラマが進むにつれてクズだと思っていたヒーロー達の見方が変わっていくのもこの作品の見どころです。
「グロい」「怖い」のは真のウリじゃない
ネットの情報を見るとかなりグロいと評判の本作品ですが、真のみどころはそこではありません。
単なる復讐心で行動していた主人公の心の変化や、汚職を働かざるを得ないヒーロー達の心境などもリアルに表現されており、決してグロさ、残虐さをテーマにした作品ではないということは事前に知っておいて欲しい!
R18指定されており、確かにグロいシーンは多いですが、観るに絶えない程ではない印象です。
ホラー映画が大の苦手私でも普通に観れたので、怖い作品が無理な人も問題ないかと思います。
『ザ・ボーイズ/The boys』原作コミックの日本語翻訳版も
原作コミックの日本語翻訳版もamazonなどで購入することができます。
今後公開予定のシーズン2のヒントもこのコミックを読めば見えてくるかもしれません。
ザ・ボーイズ 1 (G-NOVELS) [ ガース・エニス ]
『ザ・ボーイズ/The boys』を全話観た感想
海外ドラマあるあるですが、面白すぎて休日を使って1日で全話観てしまいました。
悪役のヒーローと正義の一般人という関係のバランスがいつの間に崩れ、いつの間にかどちらも応援してしまいました。
もちろん、海外ドラマ特有と緻密に計算された伏線は素晴らしく、最終話を観た人は全員こう思うでしょう。
「え?どういうこと??? 続きが早く観たい!!」
そして、2020年には続編シーズン2の配信も決定しており、今後さらなる盛り上がりを見せることは間違いないでしょう。
『ザ・ボーイズ』シーズン2の情報はこちら↓↓↓
DCコミックのオマージュ? 登場ヒーローを紹介!
『ザ・ボーイズ/The boys』において民間企業「ヴォート」に所属するヒーローは200人以上。
その中の頂点に君臨するのが「セブン」と呼ばれる7名のトップヒーローです。
(DCコミックのジャスティスリーグのような・・・)
彼らには戦闘能力以上に、タレントとして目立ち、企業のブランディング戦略で創り上げられ、お金を生み出すことが求められます。
それぞれDCコミックを揶揄するかのように有名ヒーローがモチーフにされています。
ホームラランダー
邪悪さ :★★★★★
マザコン:★★★★★
「セブン」のリーダーで戦闘力もダントツ。
一見、スーパーマンのような清潔感とリーダーシップを売りにしているようですが、中身は純粋悪のような存在。
圧倒的な戦闘力を振りかざし、同僚である「セブン」のメンバーを恐怖で支配しています。
自由に空を飛んだり、目から放つ赤いビームで飛行機ですら簡単に墜落させることができます。
基本的に行動はビジネスライクで合理的。どこまでも悪に徹することができる一方で、自身の想いを実現させる為なら時に合理性を無視し子供のように自由に振舞うこともあります。
最初はクズ過ぎて本当にイヤなキャラですが、徐々に彼を好きになる人も多いのではないでしょうか。
シーズン1では衝撃のラストに大いに関係します。
クイーン・メイブ
邪悪さ :★
流され易さ :★★★★
こちらはDCで言うとワンダーウーマンですね。見た目もかなり寄せています。
能力は肉体強化で能力もほぼ一緒。
「セブン」の初期メンバーの中では珍しく良心を持ったキャラで、実績もありホームランダーに盾つくことができる唯一のメンバーです。
Aトレイン
邪悪さ:★★★
人間味:★★★
『ザ・ボーイズ/The boys』の主人公であるヒューイの恋人を轢き殺した張本人。
この事件を引き金にこのドラマが展開されていきます。
彼自身は悪というよりも、心が弱いだけという印象で、後半は段々感情移入できる一面もしばしば。
実際、ヒューイの恋人を轢き殺したのも殺意があったわけではないので。
能力はDCキャラのフラッシュのような高速移動で、見た目はMCUのファルコンに近いです。
トランスルーセント
邪悪さ:★★★★
変態度:★★★★★
全身が炭素で構成されており、鉄壁の防御力の持ち主。
光を屈折させて、透明人間になることもできます。
序盤からネタ枠のような存在ですが、鉄壁の肉体を持ちながら、透明になって襲ってくるところは普通に怖いですね。
序盤で『ザ・ボーイズ/The boys』のイメージを視聴者に植え付ける重要なキャラクターです。
ディープ
邪悪さ:★★
可哀想:★★★★★
腹部にエラを持ち、水中での活動を得意とします。
海の生物の声を聞くこともでき、まさにDCキャラのアクアマンですね。
一方でDCのアクアマンのような豪快さはなく、ストーリーが進むにつれて小物感があらわになります。
「セブン」の中では一番人間らしいところがあるのではないでしょうか。
ブラック・ノワール
芸術性:★★★★★
シーズン1で一言も発することのなかった謎のヒーロー
忍者のように短剣などの武器を用いて戦います。
茶道やピアノなどあらゆる芸術に精通しているようで、色々と謎多き存在です。
バットマンやGIジョーのスネークアイズがモチーフと言われています。
シーズン2の予告編ではシーズン1での沈黙とは裏腹に大活躍する予感です。
スターライト
邪悪さ:
露出度:?????
「セブン」の新メンバーを決めるオーディションで選ばれた新メンバー。
怪力に加え、ストーリーでは詳しく語られない電気を操る能力を持っています。
能力もそうですが、若さと露出を武器としたタレント戦略の為に「セブン」選ばれたという側面もあり、企業のセクハラに晒されます。
考え方は未熟で若いですが、このドラマに登場するヒーローの中で唯一純粋でマトモという印象です。
スーパーウーマンやキャプテンマーベルがモチーフかと思われます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私自身、アメコミ関連ドラマはあまり観ない方ですが、『ザ・ボーイズ/The boys』は本当に面白かった。
2020年4月現在、シーズン1しか公開されていませんが今後、人気上昇間違いなしの作品だと確信してます。
R18指定なので、苦手な人は苦手だと思いますが、グロさとモラルの無さに耐えられれば、笑えて楽しい作品です。笑
まだ、『ザ・ボーイズ/The boys』を観ていない人がいたら是非観て欲しい!!
正統派ヒーローの活躍を観たい人はスーパーマンやバットマン達が活躍するジャスティスリーグをご覧ください。↓↓↓