『スターウォーズビジョンズ』第8話「のらうさロップと緋桜お蝶」100倍楽しむ小ネタ解説

ついにお待ちかね!Disney+にて『スター・ウォーズ ビジョンズ』の配信がスタートしました。
SNSで毎日のように各作品の感想が飛び交ってますね!

さて今回は『スター・ウォーズ ビジョンズ』の中でもトップの人気を誇る、第8話「のらうさロップと緋桜お蝶」の小ネタを解説します。

ストーリーの核心に触れるようなネタバレはありませんが、本編の小ネタを解説するので、まだ本編を見ていないという人は是非先に視聴して下さい!!!

スター・ウォーズ ビジョンズとは

『スター・ウォーズ』の生みの親ジョージ・ルーカスは日本の文化や歴史、黒澤明監督の大ファン
実は『スター・ウォーズ』は日本文化の影響を色濃く受けた作品なのです。

そして、『スター・ウォーズ ビジョンズ』は本家から日本へのアツいリスペクトを込めて贈られた史上初の一大アニメプロジェクト

その中でも第8話「のらうさロップと緋桜お蝶」は特に日本風の映像と、日本アニメの可愛さ/美しさが強調された作品です。

第8話「のらうさロップと緋桜お蝶」のあらすじ

舞台は自然が美しい惑星タオ。
共和国が衰退し、銀河帝国が惑星タオの支配を進めていました。

強制労働者として銀河帝国に捕らえられていた孤児のロップは、任侠一家の長・弥三郎と、その娘・お蝶と出会います。
血の繋がりはないものの、ロップは養女として種族を超えて「家族」として育てられ、絆を深めました。

しかし、惑星タオの自然を破壊する帝国に対して、弥三郎とお蝶は徐々に擦れ違います。
ついに弥三郎が独断で帝国基地への爆破テロを強行、一方お蝶は家族を守るため帝国に従うことに・・・

五十嵐祐貴、初監督作品

今作を手掛けた五十嵐祐貴監督は、なんと今作が初監督作品
初監督とは思えない圧倒的なクオリティの作品でしたね!本当に感動しました!!

五十嵐祐貴監督は「呪術廻戦」のエンディングの作画や「映像研には手を出すな!」の絵コンテなどを手掛けるなど、今注目のアニメーターです。

 

第8話「のらうさロップと緋桜お蝶」を100倍楽しむ小ネタ

『スター・ウォーズ ビジョンズ』の第8話「のらうさロップと緋桜お蝶」は日本らしい可愛いキャラや美しい映像が魅力でした。

以下で映画スターウォーズを彷彿とさせる小ネタを解説します。

①奴隷という設定

映画『スターウォーズ』の中心的な存在であるアナキン・スカイウォーカー(後のダース・ベイダー)は惑星タトゥイーンで幼少期から奴隷として働かされていました。
彼はジェダイマスターに才能を見出されジェダイとして引き取られることになります。

今作の主人公ロップも奴隷でした。
その後、任侠一家に気に入られ、家族を手に入れることになります。

②スターデストロイヤー

帝国軍の力の象徴といえば「スターデストロイヤー」。
今作でも惑星タオを支配する力の象徴として存在感を持って「スターデストロイヤー」が描かれていました。

③血縁は関係ない

スターウォーズという作品において、血縁は重要ではありません

特にエピソード7以降の主人公「レイ」は血縁を超えてジェダイとして活躍します。

今作の主人公「ロップ」も血縁を超えて家族を守り、フォースに目覚めます。
そういう意味では「ロップ」はスターウォーズの看板キャラである「アナキン」と「レイ」の両方の特性を持つキャラクターと言えるでしょう。

まとめ

今作「のらうさロップと緋桜お蝶」は日本のアニメの良さが詰まった、可愛くて美しい作品でした。

小手先のオマージュではなく、血縁という設定に注目してストーリーを表現した五十嵐祐貴監督の感性は本当に素晴らしいと思いました。

「最後のシーンも続きが気になる!!」という演出が施されており、初監督作品とは思えない完成度でした!

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