『スターウォーズビジョンズ』第6話「TO-B1」100倍楽しむ小ネタ解説

Disney+にて『スター・ウォーズ ビジョンズ』の配信がスタートしました。

今回はドラゴンボールの悟空の声優でお馴染みの「野沢雅子」さんが主人公声優を務めることで話題になった、第6話「TO-B1」の小ネタを解説します。

まだ本編を見ていないという人は是非先に視聴して下さい!!!

スター・ウォーズ ビジョンズとは

『スター・ウォーズ』の生みの親ジョージ・ルーカスは日本の文化や歴史、黒澤明監督の大ファン
実は『スター・ウォーズ』は日本文化の影響を色濃く受けた作品なのです。

そして、『スター・ウォーズ ビジョンズ』は本家から日本へのアツいリスペクトを込めて贈られた史上初の一大アニメプロジェクト

第6話「TO-B1」のあらすじ

ジェダイを夢見る少年型ドロイドのTO-B1は辺境の星でミタカ博士と暮していました。

博士は星に生命を宿らせる研究に没頭していましたが、TO-B1はジェダイとなって宇宙を旅することを夢見ていました。

そんなTO-B1にミタカはライトセーバーの核となるカイバークリスタルを探す試練を与えます。

星中を探し回ってもクリスタルを見つけられないTO-B1は、ミタカに立ち入り禁止されていた地下室に足を踏み入れ、古い宇宙船を見つけます。
この行為が平和だった辺境の星に悪を招いてしまうことに・・・

第6話「TO-B1」を100倍楽しむ小ネタ

今作は13分という短い時間の中にたくさんの小ネタが盛り込まれていました。

気づいたポイントを一つづつ解説していきます。

『鉄腕アトム』の音響デザイナーが参加

「TO-B1」のデザインは鉄腕アトムにそっくり、博士もお茶の水博士そっくりでしたね笑

それもそのはず、今作には国産アニメの第1号「鉄腕アトム」で電子音響表現を産み出した伝説の音響デザイナー大野松雄氏が参加しているのです。

本作はスターウォーズだけでなく、日本のSFの原点である「鉄腕アトム」へのリスペクトを込めた作品と言えるでしょう。

 

OB1はオビワン

今回の主人公「TO-B1(オービーワン)」の名前はスターウォーズの主要キャラクターオビ・ワン=ケノービから来ています。

彼もまた未熟だったパダワン(見習い)時代を経て一人前になりました。

ちなみに相棒の「CO3」はスターウォーズシリーズで毎回登場する人気ドロイド「C3PO」から来ていると推測されます。

ルーク・スカイウォーカーと似た生い立ち

「TO-B1」の生い立ちはルークスカイウォーカーに似たところがあります。
実際、制作陣も意図して作っているはずです。

例えば、辺境の地でシスの脅威から身を隠していた博士とTO-B1は、エピソード4のルークとオビ=ワンを思い出させます。

また、自身の無邪気な好奇心が原因で家族を失ってしまう設定もルーク・スカイウォーカーに通ずるところがありますね。

太陽が二つある描写もルークの故郷タトゥイーンを彷彿とさせます。

悪い予感がする?

「嫌な予感がする」というフレーズは映画スターウォーズシリーズに必ず登場するフレーズ。
少し言い回しは違いますが、今回も「悪い予感がする?」というフレーズが飛び出しました。

スターウォーズビジョンズでも多用されており、第3話「THE TWINS」では主人公のKarre(カレ)が、第7話「The Eluder」ではマスター「タジン」が同じ台詞を発しています。

豪華な声優陣

「TO-B1」の声優はなんとドラゴンボールの悟空の声でお馴染みの野沢雅子さん。
声が印象的なのですぐに気づいた人も多いはず!

「TO-B1」はドロイドでありながら、ワクワクを抑えられない少年のような心を持っています。
野沢雅子さんの声だからこそ、ドロイドでありながら冒険心湧き出るドロイドの主人公を魂を吹き込んだのだと思います。

ちなみにミタカ博士を演じた磯部勉さんはでハリソン・フォード演じる「ハン・ソロ」の吹替でおなじみ。
とても豪華な声優陣でした!!!

まとめ

優しい雰囲気の絵のタッチが印象的!
もちろん、優しさだけでなく、冒険が始まるワクワク感シリアスな背景も同時に描かれており、非常に深い作品に仕上がっていると感じました。

「TO-B1」の冒険の続きが気になりますね!!!

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