2017年公開のマーベル映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』
において、マイティ・ソーが飛ばされた惑星サカールで賞金稼ぎに没頭する女戦士「ヴァルキリー」。
たくさんの男戦士たちを打ち負かす最強戦士として描かれていますが、実は深く傷ついた過去を持つ複雑なキャラクターでもあります。
「ヴァルキリー」は2019年の映画『アベンジャーズ／エンドゲーム』 でも活躍しましたし、2021年に公開を予定している『マイティ・ソー ラブ＆サンダー』での活躍も予定されています。
マーベル作品初のLGBTQスーパーヒーローとして描かれることが公表されています。
今回はマーベルの中でも屈指の戦闘能力を誇る女戦士「ヴァルキリー」について、原作コミックの情報も交えながら、能力や登場作品を紹介していきます。
Contents
最強女戦士「ヴァルキリー」の設定
アメコミでは本名をブリュッヒルデというヴァルキリーの生い立ちには諸説ありますが、
アスガルドで生まれたブリュッヒルデ。そこでたくさんの男たちを打ち負かす数少ない女戦士に成長した彼女は、アスガルドの王であるオーディンによって、ヒーローとして戦い命を落とした戦士たちの魂をヴァルハラに導く『ヴァルキリアー』という重大な役職に任命されます。
諸説ある生い立ちですが、一貫して言われているのは、彼女はオーディンへ忠誠を誓った戦士であり、数え切れないほどの尊い戦士の魂をヴァルハラへ導いたということです。
その後、死の女神と言われるヘラとの戦いにて仲間を失い、心に深い傷を負ったヴァルキリーは全身全霊をかけて守ってきたアスガルドの地を離れ、サカールという惑星に移り住みます。
まるで過去のトラウマを必死に忘れようとするかのように、そこでScrapper142という名で『バトルロワイヤル』という戦いに出場させるための戦士候補を捕獲し、グランマスターに売り飛ばすことで賞金稼ぎをする生活に明け暮れます。ある日、いつものように活動していたヴァルキリーは、かつて忠誠を誓って仕えたオーディンの息子ソーを見つけ捕獲、いつものようにグランドマスターへ売り飛ばします。
これがソーとヴァルキリーの初めての出会いとなりますが、その後ソーは故郷アスガルドの侵略を目論むヘラに対抗するためヴァルキリーに協力を求め、彼女はヘラへ過去の復讐をすべく、共に戦うことを決めました。
「ヴァルキリー」の能力
他のアスガルド人たちと同じように強さ、スピード、耐久力、敏捷性などにおいては全て超人レベルの能力を持ちます。
また、以下の通り、ヴァルキリーならではの能力も持ち合わせています。
死の予知能力
他のヴァルキリア―たちと同じように、彼女は死への感覚が非常に研ぎ澄まされており、死が近付いていることをいち早く察知することができます。また重篤な人々から放たれる『死の輝き』と呼ばれる特殊な光を見ることができます。
テレポート能力
ヴァルキリーはただ念じるだけで、自分自身に加え、死人や瀕死状態の人々を地球から他次元の領域へ移動させることができます。またもちろん地球世界へ戻ってくることも可能です。
再生治癒能力
前提として非常に強い肉体を持つヴァルキリーですが、仮にダメージを受けたとしても素早く傷付いた細胞を回復させることができます。また切り傷や刺創は数時間で回復し、骨折も数日で完治させます。
ヴァルキリーが活躍する関連映画作品
ヴァルキリーは2017年公開のマーベル映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』以降、MCU映画に登場するようになりました。
彼女が活躍する作品をご紹介します。
『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)
今作において「ヴァルキリー」は戦いに出場させるための戦士候補を捕獲し、グランマスターに売り飛ばすことで賞金稼ぎをする生活に明け暮れていました。
その後ソーと和解し、彼と共に闘うことになります。
ヴァルキリーが初登場する映画なので、彼女のキャラクターを知るには、まずこの作品を見て下さい。
アベンジャーズ／エンドゲーム(2019年)
アベンジャーズシリーズの最高傑作にして完結編。
本作での登場シーンは少ないですが、彼女も後半のラストバトルでしっかり戦います。
ヴァルキリーというキャラクターを知るには本作はそれほど関係ありませんが、マーベル映画を知る上では絶対見ておいてほしい映画作品です。
また、上記で紹介した映画ですが、以下の方法を駆使すれば無料で視聴することができます。
特に2020年5月現在「TSUTAYAディスカス」はお試しプランの特典が最も充実しているビデオ配信サービスだと感じています。
まだ、入っていない人は是非！
実写映画にどのように登場するかの考察
2021年に公開が予定されているマイティ・ソーシリーズ第四作ですが、今回ご紹介した「ヴァルキリー」も前作の「マイティ・ソーバトルロイヤル」に引き続き出演することが決まっています。
また、マーベル作品初のLGBTQスーパーヒーローとされて描かれると公表されており、彼女がどのように描かれるか期待されます。
