Disney+オリジナルアニメ、「ホワット・イフ…?(WHAT IF…?)」の第5話が配信されました。
第5話ではアベンジャーズの最強ヒーローたちがゾンビとなって登場するというなんとも異色の世界でした。
この記事ではあらすじの紹介やMCU映画シリーズのオマージュなどを解説・考察します。
ここから下は本編ネタバレを含むので注意です。
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Contents
「ホワット・イフ…?(WHAT IF…?)」第5話のあらすじ
第5話のもしもの世界は、量子世界から連れ帰ったホープの母「ジャネット」が量子ウィルスに脳を侵されゾンビ化、そのゾンビウィルスが世界中に蔓延してしまっていました。
事件解決に向かったアベンジャーズ達もゾンビ化しており、限られた生き残りはシールドの古い拠点に特効薬があるというビーコンを受診、協力して特効薬を探しに向かいます。
ゾンビ化したヒーロー達を倒し、犠牲を払いながら拠点に到着しましたが、そこで待っていたのはゾンビ化したワンダと彼女を守るヴィジョン、彼らに囚われていたティ・チャラ(ブラック・パンサー)でした。
暴走するワンダを止めたヴィジョンは特効薬になり得るマインドストーンを自らの命と交換にティ・チャラらに預け、生き残ったピーター(スパイダーマン)、ティ・チャラ、頭部だけとなったスコットは特効薬を世界中に広める技術のあるワカンダに向かいます。
しかしそこで待っていたのは、残り5つのインフィニティストーンを集め終わったゾンビ化したサノス。宇宙が破滅してしまうバッドエンドとなりました。
ハルクが転送されていたのはなぜ? 冒頭シーン解説
ハルクが地球に転送されるシーン。このシーンがいつか分からない人のために解説します。
これは『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』の冒頭のシーンです。
アスガルドの難民を乗せた船がサノスに襲撃された時、アスガルドの門番ヘイムダルの転送能力によって生き残ったハルクが地球に転送されました。
インフィニティウォーでは、ストレンジとウォンがニューヨークのサンクタムに降り立ったブルース(ハルク)の様子を見にきましたが、今回の物語では少々違うようです。
このアニメは『アベンジャーズ・インフィニティウォー』を見ていないと全体のストーリーが掴めないです。
ホワット・イフ 第5話の原作? 「マーベル ゾンビーズ」
マーベル原作コミックにマーベルゾンビーズというヒーローたちがゾンビと化して人類を貪り尽くす話があります。
今回のホワット・イフ 第5話のベースになったコミックと考えるのが妥当でしょう。
関連作品を含めると7作品ほどに及び、アメコミの中ではかなりヒットしているようで、マーベル×ゾンビの組み合わせは兼ねてよりファンの期待の高いものでした。
量子世界のゾンビウィルス
皆がゾンビになった原因の量子ウイルスの原因となったジャネット救出は映画『アントマン&ワスプ』のシーンです。
映画の中でハンク・ピム博士とホープが行方不明になった母親を量子世界に探しに行っていましたが、ホワット・イフ 第5話では再開したジャネットがゾンビ化しているという悲劇的な結末が待っていたようです。
前々回の第3話に引き続き、ハンク・ピムにまたしても悲劇が起きましたね…
娘を失ったり、妻を失ったり、流石に可哀想すぎます…
そしてホープは本当に頼りになりますね。
登場キャラ解説
ブルースにピーターが見せていたゾンビ感染防止の動画。ピーターが編集したんだろうな、と思えるポップさに笑みが溢れました。
この動画の中では、ゾンビウイルスに感染せず無事だったキャラ達が多数登場します。
誰かわからない人もいると思うので、それぞれ解説します。
ハッピー・ホーガン
運転手や雑務などトニースタークを影で支える苦労人。ピーター・パーカー(スパイダーマン)の面倒も見ている。
ピーターの叔母、メイおばさんとデキてる。(?)
ハッピーはアイアンマンシリーズ、スパイダーマンシリーズの映画に登場します。
スタークとハッピー、ピーターとハッピーの関係性が描かれた映画を見てからこの第5話を見ると、生き残ったピーターに感情移入してしまいますね。
カート
アントマンに登場した主人公の仲間の泥棒一味の一人。アントマンシリーズの映画に登場しています。
意外な登場で驚きましたね。
アントマン2(アントマン アンド ワスプ)では、ヴィランのゴーストをバーバ・ヤーガと呼んで恐れていましたが、相変わらずゾンビ化したワンダをバーバ・ヤーガと呼んでいたところは笑ってしまいました。笑
バッキー・バーンズ
スティーブ・ロジャーズ(キャプテン・アメリカ)と同じ時代を生きた相棒、ヒドラに超人血清の実験台にされたスーパーソルジャー。別名「ウィンター・ソルジャー」
キャプテン・アメリカやアベンジャーズシリーズに登場しているだけでなく、Disney+オリジナルドラマ『ファルコン&ウィンターソルジャー』でも主役として大活躍しています。
シャロン・カーター
シールド創設者の一人である女性エージェント ペギー・カーターの孫。
ペギーはホワット・イフ 第1話に登場していましたね。
シャロンは『ファルコン&ウィンターソルジャー』にも登場しており、今後もMCUシリーズに関わってくる示唆がされているキャラクターです。
オコエ
ブラックパンサーの故郷「ワカンダ」の国王親衛隊「ドーラ・ミラージュ」を束ねる女性。
「ドーラ・ミラージュ」はかなり戦闘能力が高く、オコエも生身の人間の中ではトップクラスの強キャラです。
まとめ
今回の作品はなんとも無情な終わり方でしたね。
海外人気の高いマーベルゾンビーズのオマージュ的な位置付けが強い作品という印象でした。
ですので、あえてハッピーエンドにしないというのもゾンビモノの原作設定を踏襲しています。
流石に今回のストーリーはMCUに影響を及ぼすことはないと思いますが、アクション/ストーリー共に最高の仕上がりだったと思います。
ホント「ホワット・イフ…?」は一作一作のクオリティが高い!!!