バットマンは、アメリカのコミック誌から生まれたDCコミックを代表する人気ヒーローです。
2021年に最新映画『ザ・バットマン 』の公開を控えており、これからも大注目のヒーローになりそうです。
今回は公開予定の「ザ・バットマン」に先立ち、バットマンの過去作品をまとめてみました。
全部紹介すると結構な数ですが、1つづつ紹介していきます。
Contents
バットマンの実写映画は全12作品!
バットマンの映画作品はこれまでに様々な監督により、細かく設定を変えいくつも作られてきました。
実写映画だけでも12作品もあり、ドラマやアニメ作品なども合わせると30作品近くにも及びます。
今回は実写映画に絞り紹介します。
数が多すぎると思った方、ご安心ください!
最新映画の予習をするのであれば、全部で4作品。 バットマンが登場する映画は2作品見るだけでOK!
以下の記事を読めばあっという間ににDCコミック映画(DCEU)を予習できるので、まだ観ていない人は是非ご覧下さい。
普及の名作揃い 1900年代のバットマン
現代のバットマン実写映画の原型を作り上げた1900年代の作品を紹介します。
初代作品は半世紀以上前の1943年で太平洋戦争中に作られたというから驚きです。
最近はスタイリッシュに描かれていますが、アメコミの歴史は非常に古いのです。
バットマン(1943年)
太平洋戦争中に作られた初代バットマン作品です。
正確に言うと一つの作品を15回に分けて放映した“連続活劇”とよばれる映画になっています。
太平洋戦争中という時代背景、国際関係を反映し、敵は日本の「チト・ダカ博士」で、アメリカのエージェントであるバットマンはこのダカ博士と戦うというストーリーになっています。
バットマン・アンド・ロビン(1949年)
初代バットマンの人気により作られた続編になります。
バットマンが正体不明の敵「ウィザード」に挑むというストーリーです。
また、前作バットマンを演じていた俳優「ルイス・ウィルソン」に代わり、こちらの作品では、アクション映画を得意とする「ロバート・ロワリー」がバットマンに抜擢され、ブレイクを果たしました。
バットマン/オリジナルムービー(1966年)
ドラマ版として放送されていた「バットマン」の劇場版で、DCコミックスキャラクターの映画として初めての長編映画です。
バットマンといえば暗いイメージが強いですが、この作品はコミカルで、ギャグ満載といった作品になっています。
また、バットマンの敵としておなじみのジョーカー、キャット・ウーマン、ペンギン、アイスマンが勢ぞろいしています。
バットマン(1989年)
ティム・バートン監督によるバットマンの映画作品です。
現在のバットマンのイメージはこの作品から受け継がれていきます。
バットマンのイメージをいきなり暗くし、始めは批評の嵐でしたが、この作品は今でもとても人気の高い作品となっています。
最も注目してほしいのはバットマンの敵ジョーカーです。
ティム・バートン監督の手によってプロデュースされたジョーカーの魅力に敵ながら引き込まれることでしょう。
バットマン・リターンズ(1992年)
前作ティム・バートン監督の「バットマン」の続編です。
この時代では珍しいCG効果を使用したことで、アカデミー賞メイクアップ賞、視覚効果賞を受賞しました。
一方内容の暗さから前作程の人気がなく、興行収入が想定以上のものにならず、この作品でティム・バートン監督は降板してしまいます。
バットマン・フォーエヴァー(1995年)
ティム・バートン監督による「バットマン・リターンズ」の続編で、3シリーズ目となります。
ティム・バートン監督降板を受け、ジョエル・シュマッカー監督が引き継ぎ、さらにスタッフ・キャストも一新されました。
そして、前作までバットマン役を務めたマイケル・キートンに代わり、新たにヴァル・キルマーがバットマン役に任命されています。
この作品は「バットマン・リターンズ」までのダークなイメージを受け継ぎながらも、明るく疾走感溢れるテイストを加えたことにより大ヒットしました。
バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲(1997年)
前作「バットマン・フォーエヴァー」の好評により制作されました。
アーノルド・シュワルツェネッガーなど豪華キャストを起用したことで話題を呼びましたが、映画評論家の間では、「同性愛的描写」や「大げさでおもちゃっぽい」など酷評され、さらにはゴールデンラズベリー賞の最低作品賞にノミネートされるほどの酷評っぷりでした。
この評価を受け、5作目となるはずだった「Batman Triumphant(原題)」の制作は中止となりました。
しかし、興行収入をみれば十分成功した作品だと言えるでしょう。
バットマン好き必見!「ダークナイト・トリロジー」
2000年に突入し、映像技術も大幅に進歩しました。
歴代の実写映画バットマンシリーズの中で最も評価されており、「バットマン」というヒーロー単体が好きな人はこのシリーズがダントツにオススメです。
バットマン ビギンズ(2005年)
バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲(1997年)からバットマンシリーズが新たに作られたのは2005年。
ここからは「ダークナイト・トリロジー」というシリーズとなり、「バットマンビギンズ」から全3部作構成となっています。
バットマンの誕生秘話を描いた作品で、悪と戦うというよりも人間模様に重点を置いた大人受けするようなストーリーです。
シリアスな作風で人気を博し、そのため子供より大人からの評判がよく、興行収入3億7200万ドルを売り上げ、その年の興行収入9位にランクインしました。
ダークナイト(2008年)
ダークナイト・トリロジーとしての2作品目で「バットマンビギンズ」の続編になります。
この作品で敵役ジョーカーを演じきった俳優「ヒース・レジャー」には注目です。
最初にジョーカーを演じた「ジャック・ニコルソン」に勝るとも劣らない演技は観てる人を魅力と狂気の世界に誘います。
この作品「ダークナイト」において彼は助演男優賞を始めとするさまざまな賞を受賞しています。
しかし、「ダークナイト」公開前にヒースは、28歳という若さで亡くなってしまいます。
死因は、薬の併用摂取による急性薬物中毒だったようです。
結果的にこの作品が過去のバットマン作品でもっとも評価される作品となり、「バットマン」という作品の成功の影に名ヴィランの「ジョーカー」ありという印象を世界に知らしめました。
ダークナイト・ライジング(2012年)
ダークナイト・トリロジーの最後を飾る作品「ダークナイト・ライジング」
前作「ダークナイト」から8年後、バットマンを引退したブルース・ウェインからストーリーは展開していきます。
この作品で、旧作「バットマン・リターンズ」以来に登場したキャットウーマンを「アン・ハサウェイ」が演じ話題を呼びました。
また、衝撃のラストは見もので、ファンの間では様々な憶測が飛び交ったようです。
また、このシリーズはhuluで無料で視聴可能です!
※紹介している作品は、2020年3月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありま すので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。
2020年以降大注目のDCEU版 バットマン
現在のバットマンは他のDCヒーロー達と共闘する世界線(DCEU)で描かれています。
バットマン単体が好きな方は前作の「ダークナイト・トリロジー」をお勧めしますが、たくさんのヒーローが活躍する作品を楽しみたいという方にはDCEU版がお勧めです。
2016年公開の作品では早速ビッグヒーローとの共演を果たしています。
DCEUについてもっと知りたいという方は以下の記事をご覧ください。
バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生(2016)
ダークナイト・トリロジーシリーズが終わり、バットマンの活躍の舞台はDCEU(DCコミックス)シリーズに移りました。
「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」で初めてDCEUにバットマンが登場します。
ヒーロー同士の戦いという珍しいストーリーで展開していき、最後にはワンダーウーマンが登場するなど見どころがたくさんあります。
二つの正義のぶつかり合い、人と神、悪魔を交えるなど哲学的な要素が多い今作は必ずしも高評価というわけではありませんでしたが、世界で興行収入8.7億ドルを記録するなど大成功を収めました。
また、この作品はhuluで無料で視聴可能です!
※紹介している作品は、2020年3月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありま すので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。
ジャスティスリーグ(2017年)
バットマンが次に登場するのがこの「ジャスティス・リーグ」です。
DCコミックのヒーローが集結し、地球の危機に立ち向かいます。
MCU(マーベル)でいう「アベンジャーズ」みたいなものです。
バットマン映画に共通する設定
バットマンシリーズは全ての作品が続編として繋がっているわけではなく、さまざまな監督により細かな設定の違いはあれど、共通している設定もあります。
まずバットマンの正体がブルース・ウェインという大富豪で、ゴッサム・シティ最大の企業「ウェインエンタープライズ」の筆頭株主を務めています。
幼いころに両親を強盗に殺されたことをきっかけに世の悪と戦うことを決意し、体を鍛え、武術と共に学問を究め、探偵術から犯罪の捜査などを学びました。
バットマンはスーパーマンやワンダーウーマンなどの他のヒーロー達と違い、ただの人間なのです。
超能力などはなく、鍛え上げられた肉体と技、武器を駆使して戦います。
そして、幼いころに銃で両親を殺されたトラウマから徹底した不殺を貫いています。
またウェインがコウモリのスーツを身に纏っているのは、両親をコウモリがきっかけで殺されており、コウモリがウェインにとって恐怖の象徴なので、犯罪者たちが二度と犯罪行為に及ばないよう恐怖を植え付けるためのようです。
余談ですが、コウモリ風のスーツがあまりにも素晴らしすぎると評判のフィギュアがアメイジングヤマグチより発売されています。
まとめ
いかがでしたか?
今回バットマンの活躍する実写映画作品を紹介しました。
実写映画だけで12作品もあるバットマンですが、あなたの好きなバットマンは見つかりましたか?
ちなみに2021年に公開予定の「ザ・バットマン」は最後に紹介したDCEU(DCコッミク)シリーズとは世界観を共有しない全くの単体映画として作成されるようです。
次のバットマンがどんな作品になるのか楽しみですね。
ちなみに今回多くの映画作品を紹介しましたが、最新映画でも無料で視聴する方法を紹介しています。
あまりにも古すぎるバットマン 作品は試聴できませんが、最近の作品はほぼ全て視聴可能ですので良かったら試してみてください。